【保存版】お歳暮が遅れてしまったら？年内に間に合わない場合の対処法を解説（お年賀・寒中見舞い）

「忙しくて手配が遅れてしまった…」

「配送が混み合っていて、年内に届かないと言われた…」

お世話になった方へ感謝を伝える「お歳暮」。

12月も中旬を過ぎると、年内に届けるのが難しくなり、焦ってしまうことがありますよね。

でも、安心してください。

お歳暮は時期を過ぎてしまっても、マナー違反にはなりません。

ただし、届く時期に合わせて「のし（表書き）」の名目を変える必要があります。

この記事では、お歳暮が遅れてしまった場合の正しい対処法と、年明けに届く場合の「お年賀」「寒中見舞い」への切り替え時期、さらには相手に失礼にならないための「お詫び状」の文例まで徹底解説します。

1. 結論：お歳暮が遅れたら「のし（表書き）」を変えればOK
1. 時期別・表書きの切り替えリスト
2. 年内に間に合わないなら「お年賀」として贈る
1. 「お年賀」の注意点
3. 松の内も過ぎてしまうなら「寒中見舞い」
4. 遅れてしまった時の「送り状・お詫び」文例
1. 文例：お年賀・寒中見舞いとして贈る場合
5. 遅れて贈る場合におすすめのギフトは？
まとめ：遅れても「感謝の気持ち」を伝えよう

1. 結論：お歳暮が遅れたら「のし（表書き）」を変えればOK

お歳暮の一般的な配送時期は、12月初旬〜12月25日頃までとされています。

もし手配が遅れ、相手に届くのが年末ギリギリや年明けになってしまう場合は、到着する時期に合わせて「のし」の書き方を変えて贈ります。

これさえ間違えなければ、感謝の気持ちは問題なく伝わります。

まずは以下のカレンダーを確認しましょう。

時期別・表書きの切り替えリスト

〜12月31日までに届く場合
- 表書き：「お歳暮」
- ※ただし、31日の大晦日に届くのは相手が忙しいため避けるのが無難です。
1月1日〜1月7日（松の内）に届く場合
- 表書き：「お年賀（御年賀）」
- ※関西地方などは1月15日までOKの場合もあります。
1月8日（松の内明け）〜2月4日（立春）に届く場合
- 表書き：「寒中見舞い（寒中御見舞）」

2. 年内に間に合わないなら「お年賀」として贈る

12月25日を過ぎてから手配する場合、配送の混雑状況によっては年内に届かないリスクがあります。

その場合は無理に「お歳暮」として送らず、最初から年明け（元旦以降）に届くように指定し、「お年賀」として贈るのがスマートです。

「お年賀」の注意点

本来、お年賀は「年始の挨拶として直接持参するもの」ですが、遠方などで訪問できない場合は配送でも構いません。

ただし、1月1日〜1月3日（三が日）は相手が不在の可能性も高いため、親しい間柄でなければ1月4日以降の到着指定にするのが親切です。

関東など： 1月7日まで
関西など： 1月15日まで
※地域によって「松の内」の期間が異なりますが、全国共通で1月7日までを目安にすれば間違いありません。

3. 松の内も過ぎてしまうなら「寒中見舞い」

「年明けの手配も遅れてしまった！」という場合は、「寒中見舞い」として贈ります。

これは冬の時期に相手の健康を気遣う挨拶ですので、2月4日頃（立春の前日）までに届けば問題ありません。

喪中の方に贈る場合も、お祝いのニュアンスが含まれる「お年賀」は避け、「寒中見舞い」として贈るのがマナーです。

4. 遅れてしまった時の「送り状・お詫び」文例

お歳暮として贈るつもりだったものが、時期を逃して「お年賀」や「寒中見舞い」になってしまった場合。

品物だけを送りつけるのではなく、挨拶状（送り状）を別送するか、電話で一言伝えるのが大人のマナーです。

ここでは、そのまま使える文例をご紹介します。

文例：お年賀・寒中見舞いとして贈る場合

拝啓

厳寒の候、〇〇様におかれましては益々ご清祥のこととお慶び申し上げます。
平素は多大なるご厚情を賜り、厚く御礼申し上げます。

さて、本来であれば年末にご挨拶に伺うべきところ、私の不手際により越年してのご挨拶となりましたこと、深くお詫び申し上げます。

本日、心ばかりの品を別送いたしました。ご笑納いただければ幸いです。
本年も変わらぬご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願い申し上げます。
寒さ厳しき折、皆様ご自愛くださいませ。

敬具

ポイントは、「年末の挨拶が遅れたことへのお詫び」を一言添えることです。

これだけで印象は大きく変わります。