お歳暮を受け取ったときに「お返しって必要?」「どのタイミングで何をすればいいの?」と迷う人はとても多いです。
結論からいうと、お歳暮に基本的に“お返し(同額のギフト)”は不要。
ただし、お礼状や一言の挨拶は必須です。
この記事では、ビジネスマナーとしての考え方から、相手別の対応、お礼状の文例まで丸ごと解説します。
▼ お歳暮のお返しは必要?【結論】
まず結論から言うと、「お返しは不要」とされてます。
◆ 基本:お返し(品物)は不要
お歳暮は「一年お世話になった人へ贈るもの」であり、受け取る側はお礼状で気持ちを伝えるだけでOKというのが一般的マナーです。
◆ ただし場合によっては「お返し」したほうが良いケースも
- 明らかに高額な品物をもらった
- 取引先や上司からの特別な心遣い
- どうしても気になる・関係を丁寧に続けたい場合
このような時は「御礼」「寒中見舞い」「手土産」などで調整すると自然です。
▼ お歳暮をもらったときの基本マナー
お歳暮をもらったときのマナーについてまとめました。
① できれば24時間以内に「受け取りの連絡」
メール・電話・LINE、どれでもOK。
要点は以下の3つだけ。
- 届いたこと
- お礼の気持ち
- 相手が気を遣わないようにする一言
例:
「お歳暮をお送りいただき、誠にありがとうございます。大変美味しく頂戴しております。どうぞお気遣いなくお過ごしくださいませ。」
② お礼状は「できれば3日以内」に
正式なマナーとして、お礼状は短くても丁寧に。
- 形式的でよい
- 手紙/はがき/メールどれでもOK
- ビジネスなら書面が安心
相手としてもお歳暮をしっかりと受け取ってくれたことが確認でき、返事をくれたことについて好意的な印象を受けます。
③ 基本は「お返しをしない」=丁寧なお礼状で完了
無理に贈り返すと「返礼の連鎖」が起きてしまうこともあります。
いわゆるお返しに対するお返し、といった具合にキリが無くなるパターンですね。
双方で負担が重くなってしまいますので、丁寧なお礼状で十分と考えるのが一般的です。
▼ お礼状の書き方|構成テンプレート
お礼状は “4ブロック” で書くと自然です。
ブロック①:時候の挨拶(ビジネスは簡潔でもOK)
例:
「師走の候、皆様にはますますご清栄のこととお喜び申し上げます。」
定型文は他にもありますが、意味は同じです。
そして、実質ほぼ読まれませんので上記のような一文があるだけで十分でしょう。
ブロック②:お歳暮へのお礼
例:
「このたびはご丁寧なお歳暮の品をお送りいただき、誠にありがとうございます。」
まずはお礼です。
いただいたことへの感謝をしっかり伝えることが大事になってきます。
ブロック③:相手への配慮の一言
例:
「お気遣い頂き恐れ入ります。どうぞ今後もお気を遣われませんようお願い申し上げます。」
贈答品を選ぶのにも時間とお金がかかっているわけですので、その配慮に感謝しつつ相手の気遣いの負担を少しでも和らげることができるような一言を添えたいものです。
ブロック④:結びの挨拶
例:
「寒さ厳しき折、皆様のご健勝を心よりお祈り申し上げます。」
その地域や環境によって文言を柔軟に変えていけるとなお良いですね。
この構成をそのままコピペすればOKです。
▼ お礼状の文例(ビジネス・親戚・友人向け)
シチュエーション別にお礼状の文例をまとめました。
◆ ビジネス(取引先・上司)向けのお礼状
拝啓 師走の候、貴社ますますご清祥のこととお喜び申し上げます。
> このたびはご丁寧なお歳暮の品をお送りいただき、誠にありがとうございました。
> いつもお心遣いを賜り、大変恐縮しております。恐れ入りますが、どうぞ今後ともお気遣いなさらぬようお願い申し上げます。
> 寒さ厳しき折、貴社のますますのご発展をお祈り申し上げます。
> 敬具
◆ 親戚・家族から受け取った場合
お心のこもったお歳暮をありがとうございました。
> 毎年お気遣いをいただき、大変ありがたく思っております。
> 寒い日が続きますので、どうぞご自愛ください。
◆ 友人・知人向け(カジュアル)
お歳暮ありがとう!とても嬉しかったです。
> 毎年気を遣わせてしまうから、どうか無理しないでね。
> 良いお年をお迎えください。
▼ お返しをする場合の選び方
お返しが必要と判断した場合は、以下を意識すると無難です。
① 金額は半返し〜同額
目安:2,000〜3,000円程度の軽いギフト(高額品には半返し程度でOK)
気軽さが感じられる価格帯が双方にとって良いでしょう。
② 常温保存の食品が無難
- 焼き菓子
- コーヒー・紅茶
- お茶
- ジュース
- 乾物・佃煮
誰にでも贈れる“重くないギフト”が安心。
③ のしは「御礼」
お返しはお歳暮ではないため、のしの表書きは「御礼」が正解。
パッと見た時にお歳暮のお礼であることが分かった方が相手側も身構えずに済みます。
④ 年明けの「寒中見舞い」で軽い品を贈る方法も
年末が忙しい場合:
- 寒中見舞いのはがき
- 軽いお菓子やお茶
これで丁寧な印象になります。
▼ お歳暮を無理なく受け取るマナー
お歳暮を受け取った際に気をつけたいマナーについては以下の通りです。
1. 「お気遣いなく」を必ず添える
相手の負担を減らすための重要ワード。
ビジネスでも日常生活でも当たり前に使われているので、「定型文」として忘れずに。
2. 毎年続けたくない場合は早めに伝える
例:
「お気持ちだけで十分ですので、来年以降はどうぞお気遣いなくお願いいたします。」
これは、相手に伝えても、毎年贈ってくださる会社や人が多いですが、それでもしっかり伝えることは大事です。
3. ビジネスでは社内規定を理由にできる
贈答品に関するルールがあれば、それを丁寧に伝えるとスムーズです。
その時、多少なり相手に気を使わせる結果となってしまいますが、その後のことを考えれば、社内の事情を伝えておいた方が双方にとって良いでしょう。
▼ まとめ|お歳暮は「お返し不要」。大切なのは“気持ちを伝えること”
- お歳暮のお返し(品物)は基本的に不要
- お礼状・一言の感謝は必須
- 特別な場合だけ、軽いお返しや寒中見舞いで対応
- 一番大事なのは「感謝」と「相手への気遣い」
相手との関係性によっても変わってくるかと思いますが、上記について気を配ることでこれまで通りの良好な関係が維持できるのではないでしょうか。

