年末恒例のお歳暮、毎年続けるのが負担になってきた――そんな人は多いです。
ここでは角が立たない断り方と自然にフェードアウトする方法を、相手別・状況別に使える具体フレーズ付きで分かりやすくまとめます。
礼儀を守りつつストレスを減らしたい人向けの実践ガイドです。
まず結論(手短に)
- 率直に「負担になっている」と伝えるのが最も誠実。
- 代替案を提示すると受け入れられやすい(年賀状や一言の挨拶、寄付など)。
- 急にやめるより段階的に減らす(フェードアウト)と角が立ちにくい。
相手に意思表示をしないと始まりませんので、相手に合わせて大人の対応を心がけていくべきですが、以下にその具体的な流れについてまとめました。
なぜ「お歳暮をやめたい」と思うのか?(よくある理由)
理由は正直でOK。ただし伝え方が大事です。
丁寧に断るための基本ルール(どの相手にも共通)
まずはこの基本ルールを意識して断り方を考えることが大事になってきます。
相手別|具体的な断り方と例文
シチュエーション別で具体的な断り方を解説します。
1) 上司・目上の人(社内)
伝え方:直接がベター(面談や短い立ち話)。
例文(口頭):
「いつもお心遣いありがとうございます。実は家庭の事情で今年から贈り物を控えさせていただいております。お気持ちだけで大変ありがたいので、今後はご挨拶状で失礼させてください。」
ポイント:理由は「家庭の事情」「社内規定」など角の立たない言葉で。
2) 取引先・顧客
伝え方:先にメールか電話で確認。
例文(メール):
件名:年末のご挨拶について
> 本文:いつもお世話になっております。毎年のご配慮、心より感謝申し上げます。社内で贈答品の見直しを行っており、今後は物品の贈呈ではなく年始のご挨拶(年賀状)にて失礼させていただく予定です。何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます。
ポイント:法人ならば「社内方針の変更」と伝えると受け入れられやすい。
3) 親戚(年配の親族)
伝え方:電話か対面。年配者には礼を尽くす。
例文(口頭):
「いつも気にかけてくださってありがとうございます。最近家の状況で物をあまり増やさないようにしていまして、お歳暮は控えさせていただければ嬉しいです。お年始にまたお伺いします。」
ポイント:来訪や手作りの小物で代替すると柔らかい。
4) 近所・ご近所付き合い
伝え方:挨拶の際に短く。
例文(LINEや会話):
「いつもありがとうございます。気持ちだけで十分嬉しいので、今年からはご挨拶程度にさせてくださいね。」
ポイント:日常のコミュニケーションで温度感を保つ。
5) 友人・知人
伝え方:カジュアルにOK。
例文(LINE):
「ありがとう!でも最近物を増やさないようにしてるから、お互い気持ちだけでいい?」
* ポイント:相手も気楽に受け止めやすい。
フェードアウト(段階的に減らす)— 実践ステップ
- まずは数年に1回に減らす(例:今年は本当にお世話になったところだけ)
- 次に金額・量を減らす(豪華セット→少量の詰め合わせへ)
- 最後に「物を贈らない」宣言(年賀状やメールでお知らせ)
自然な言い方の例:
「ここ数年で贈答品の見直しをしておりまして、来年からはお歳暮は控えめにさせていただく予定です。これまでのご厚情に感謝しています。」
段階的に減らすことで相手の心理的負担も下がり、関係も崩れにくいです。
断る時のNGと対処法
NG:嘘をついて逃げる(例:「引っ越した」など)→ 後でバレると信頼喪失。
NG:無視する/連絡なしで受け取らない→相手が困惑する。
対処法:正直+感謝+代替案でフォロー。面倒でも一言伝えるのが最短で最善。
具体的なフレーズ集(すぐ使えるテンプレ)
すぐ使えるテンプレを用意しました。
具体的なフレーズについて参考にしてみて下さい。
ビジネス(メール・書面)
件名:年末のご挨拶について
本文:
いつもお世話になっております。平素のご厚情に心より感謝申し上げます。弊社では今般、贈答品の取り扱いを見直すこととなり、今年からお歳暮は差し控えさせていただく方針です。つきましては年始のご挨拶にて改めて御礼申し上げます。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
上司(面談)
「いつもお気遣いありがとうございます。私事で恐縮ですが、最近家計の見直しをしており、贈り物を控えさせていただいております。お心だけありがたく頂戴します。」
近所・会話
「いつもありがとう!お歳暮は今年から控えさせてね。お茶でもご一緒しましょう。」
年賀状でやんわり伝える文例
「平素は格別のお引き立てを賜りありがとうございます。日頃の感謝は年始のご挨拶にてお伝えさせていただきます。今後とも変わらぬご交誼のほどお願い申し上げます。」
代替案アイデア(物を贈らないけど感謝を伝える方法)
- 年賀状や季節のはがきで丁寧に挨拶
- ちょっとしたお茶会・ランチ(親しい相手に限定)
- 義援金・寄付を「代わりに行った」と報告(賛同が得られれば好印象)
- 連絡(電話)で直接感謝を伝える
- カタログギフトや図書カードなど「選べる」形に(ただし相手に負担をかけない金額で)
昨今の事情を踏まえれば上記の手段で十分に伝わりますし、受け入れられることでしょう。
よくあるQ&A
Q. 「直接言うのが怖い」
→ A. メールや年賀状でやんわり伝えるのもOK。
Q. 「親は断りにくい」
→ A. 代替案(年始の挨拶や訪問)を先に提案すると受け入れられやすい。
Q. 「取引先が怒ったら?」
→ A. 事前に社内方針としての見直しを説明すれば理解されやすい。
まとめ(ワンポイント)
- 正直に、でも丁寧に伝えること。
- 「感謝」→「理由(簡潔)」→「代替案」の順で説明すれば角は立ちにくい。
- フェードアウトなら段階的に減らすのが現実的で賢い選択。
相手に合わせて柔軟に対応できるように事前にしっかり準備して、丁寧に伝えていきましょう。
あくまで、相手のことを大切に思っているという姿勢で行えば波風立たさずに済むかと思われます。

