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寒中見舞いの「一言添え書き」何を書く?相手の心を掴む手書きメッセージ集

年賀状

「年賀状を出しそびれてしまった」

「喪中の方へ、季節の挨拶を送りたい」

そんな時に送る寒中見舞い

今はハガキ作成サービスや家庭用プリンターで綺麗な裏面が簡単に作れますが、印刷された定型文だけでは、どこか事務的で冷たい印象を与えてしまいがちです。

そこで大切なのが、手書きの「一言添え書き」です。

たった一言、手書きのメッセージがあるだけで、受け取った相手の心は温かくなり、「自分に向けて書いてくれた」という特別感が生まれます。

この記事では、相手別・シチュエーション別に使える「寒中見舞いの手書き一言メッセージ文例」をご紹介します。

マナーを守りつつ、相手の心を掴む気の利いた一言をぜひ活用してください。

そもそも「寒中見舞い」はいつまでに出す?

文例の前に、基本のマナーをおさらいしておきましょう。

寒中見舞いを出す期間は、「松の内」が明けてから「立春」の前日までです。

  • 出し始め: 1月8日以降(関東などでは1月7日までが松の内、関西では1月15日までとする地域もあり)
  • リミット: 2月3日頃(立春の前日=節分まで)

※2025年の立春は2月3日のため、2月2日までに届くように投函するのがベストです。これを過ぎると「余寒見舞い」となります。

【シーン別】寒中見舞いに添える手書き一言メッセージ集

ここからは、そのまま使える一言文例をご紹介します。

スペースに合わせてアレンジしてみてください。

1. 年賀状を頂いたのに、返信が遅れてしまった場合

もっとも多いケースです。

「出し忘れていた」というニュアンスではなく、「頂いたことへの感謝」を強調するのがポイントです。

  • 丁寧な年賀状をいただき、ありがとうございました。新年のご挨拶が遅れましたこと、お詫び申し上げます。
  • ご丁寧な年始のご挨拶をいただき、大変嬉しく拝読しました。
  • 年末年始は帰省しており、ご挨拶が遅れてしまいました。申し訳ございません。
  • 素敵な年賀状をありがとうございました。本年もどうぞよろしくお願いいたします。

2. 喪中の方へ(寒中見舞いで挨拶をする場合)

年賀状のやり取りができない代わりに送る場合です。

「おめでとう」などの祝い言葉は避け、静かに相手を気遣う言葉を選びましょう。

  • ご服喪中と存じ、年始のご挨拶は控えさせていただきました。寒さが厳しい折、皆様いかがお過ごしでしょうか。
  • 寂しいお正月をお過ごしのこととお察しいたします。どうぞお体を大切になさってください。
  • 心ばかりではございますが、お線香を送らせていただきました。改めましてお悔やみ申し上げます。
  • 春には一度、お線香をあげに伺いたく存じます。

3. 自分が喪中で、年賀状を頂いた場合(返信)

喪中はがきを出していなかった、あるいは行き違いで年賀状を頂いた場合の返信です。

  • ご丁寧な年賀状をありがとうございました。亡き父も喜んでいることと思います。
  • 喪中につき年始のご挨拶を控えさせていただきました。ご連絡が行き届かず申し訳ございません。
  • 生前のご厚情に深謝いたしますとともに、皆様のご健康をお祈り申し上げます。

【相手別】心を掴む気の利いた一言文例

送る相手との関係性によって、メッセージのトーンを変えましょう。

親しい友人・同僚へ

少しカジュアルに、再会を楽しみにしている気持ちを伝えると喜ばれます。

  • 寒い日が続くけど、風邪など引いていませんか?
  • 暖かくなったら、またランチに行きましょう!楽しみにしています。
  • 今年こそは飲みに行こうね!連絡待っています。
  • 仕事もプライベートも、お互い充実した一年にしようね。
  • 家族が増えました!落ち着いたらぜひ遊びに来てね。

親戚・恩師・目上の方へ

相手の健康を気遣う言葉(健康長寿への願い)を入れるのがマナーであり、好印象です。

  • 寒さ厳しき折、ご自愛専一にお過ごしください。
  • 皆様におかれましては、風邪など召されませぬようお気をつけください。
  • 旧年中は多大なるご指導をいただき、感謝申し上げます。
  • ご無沙汰しておりますが、皆様お変わりございませんでしょうか。
  • 春の訪れを心待ちにしております。

ビジネス・取引先へ

プライベートなことには触れず、日頃の感謝と今後のお付き合いをお願いするスマートな表現が適しています。

  • 本年も変わらぬご愛顧のほど、よろしくお願い申し上げます。
  • 貴社の益々のご発展を心よりお祈り申し上げます。
  • 旧年中は大変お世話になりました。本年もご指導ご鞭撻のほどお願い申し上げます。
  • 新しいプロジェクトでご一緒できることを楽しみにしております。

手書き添え書きの「3つの鉄則」マナー

最後に、手書きメッセージを書く際に気をつけるべきポイントを3つ解説します。

1. 句読点は打たないのが正式?

日本の古い慣習では、挨拶状や賞状には「区切りをつけない(縁を切らない)」という意味で句読点(、。)を打たないのが正式なマナーとされています。

しかし、現在は読みやすさを重視して打っても問題ありません。

目上の方や非常に改まった相手以外は、そこまで気にしなくても大丈夫です。

2. ペンの色は「黒」か「ブルーブラック」

喪中に関する内容であっても、寒中見舞いは弔事の手紙ではないため、薄墨(薄いグレー)を使う必要はありません。

万年筆やボールペンの黒、またはブルーブラックではっきりと書きましょう。

筆ペンを使うとより丁寧な印象になります。

3. 空いたスペースにバランスよく

印刷されたデザインの邪魔にならないよう、余白部分に書き込みます。

縦書きのデザインなら縦書きで、横書きのデザインなら横書きで合わせると統一感が出ます。

字に自信がなくても、「丁寧に書く」だけで気持ちは必ず伝わります。

まとめ:デジタル時代だからこそ、手書きの一行が光る

寒中見舞いは、年賀状に比べると出す機会が少ないかもしれません。

しかし、だからこそ「わざわざ送ってくれた」という丁寧な印象が相手に残ります。

印刷された定型文の横に、あなたの手書き文字でたった一行添えるだけで、そのハガキは単なる「通知」から「心のこもった便り」に変わります。

ぜひ今回ご紹介した文例を参考に、大切な方へ温かいメッセージを届けてみてください。

 

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