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【2026年版】寒中見舞いはいつからいつまで?出す時期とマナーを完全解説(喪中・出し忘れ)

年賀状

「年賀状を出しそびれてしまった…」

「喪中と知らずに年賀状を出してしまった、どうしよう?」

お正月が過ぎてから、ハッとした経験はありませんか?

そんな時に役に立つのが、冬の季節の挨拶状「寒中見舞い(かんちゅうみまい)」です。

しかし、寒中見舞いには「年賀状」とは違う、出す時期(期間)やハガキの種類に関する厳格なルールがあります。

ここを間違えると、相手に「常識がない」と思われてしまうことも…。

この記事では、2026年(令和8年)のカレンダーに基づいた「寒中見舞いを出す正しい期間」と、絶対にやってはいけない「NGマナー」、そのまま使える「文例」を完全解説します。

1. 【2026年版】寒中見舞いはいつからいつまで?

寒中見舞いを出す期間は、日本の暦(二十四節気)によって決まっています。

2026年の正しい期間は以下の通りです。

投函できる期間:1月8日(木)〜2月3日(火)

  • 出し始め:1月8日(松の内明け)
    • お正月の門松を飾っておく期間「松の内(1月1日〜1月7日)」が明けた翌日から送るのが基本です。
  • 出し終わり:2月3日(立春の前日)
    • 暦の上で春が始まる「立春(2月4日)」の前日(節分)までに相手に届くようにします。

※要注意!関西地方は「1月16日」から

関東では1月7日までが松の内ですが、関西地方など一部地域では「1月15日(小正月)」までを松の内とする習慣があります。

届け先が関西方面の場合は、「1月16日以降」に届くように手配するのが最も丁寧で確実なマナーです。

2. そもそも「寒中見舞い」はどんな時に出すもの?

寒中見舞いは、単なる「季節の挨拶」以外にも、以下のような「年賀状のトラブル処理」として使われることが多いです。

  1. 年賀状の返信が遅れた時
    • 1月7日を過ぎてから年賀状の返事を出す場合、「年賀状」としては出せません。「寒中見舞い」として返信します。
  2. 喪中の方への挨拶
    • 喪中の方に年賀状は出せませんが、松の内が明けてから「寒中見舞い」として挨拶を送るのはOKです。
  3. 喪中と知らずに年賀状を出してしまった時
    • 「知らずに出してごめんなさい」というお詫び状として送ります。
  4. 喪中なのに年賀状が届いた時
    • 「実は喪中でした(だから年賀状を出せませんでした)」と報告する返信として使います。

3. 余った年賀はがきは使える?「ハガキと切手」のルール

ここが一番の間違いポイントです。

余ってしまった「年賀はがき」を寒中見舞いに使うのはマナー違反です。

年賀はがきはあくまで「新年を祝うもの」。

松の内を過ぎてから使うのは失礼にあたりますし、特に相手が喪中の場合は絶対NGです。

正しいハガキと切手の選び方

  • ハガキ:
    • 郵便局の「通常はがき(胡蝶蘭)」か、市販の「私製はがき(落ち着いた冬のデザイン)」を使います。
  • 切手:
    • 私製はがきを使う場合、「通常切手(山鳥や花のデザイン)」を貼ります。
    • NG: 「年賀切手」や、派手すぎる記念切手は避けましょう。

★余った年賀はがきはどうする?
郵便局の窓口に持っていけば、所定の手数料(1枚5円程度)で、通常はがきや切手に交換してもらえます。寒中見舞い用に交換して使いましょう。

4. 【コピペOK】ケース別・寒中見舞いの文例集

相手や状況に合わせた、そのまま使える構成案です。

パターンA:年賀状の返信が遅れてしまった場合

寒中お見舞い申し上げます

ご丁寧な年賀状をいただき、誠にありがとうございました。
新年のご挨拶が遅れましたこと、深くお詫び申し上げます。

皆様におかれましては、良き年を迎えられたご様子、心よりお慶び申し上げます。
暖冬とは申しますが、まだ寒さが続きますので、風邪など召されませぬようご自愛ください。
本年も変わらぬお付き合いのほど、よろしくお願い申し上げます。

令和8年1月

パターンB:喪中の方へ(年賀状の代わり)

寒中お見舞い申し上げます

ご服喪中と存じ、新年のご挨拶は控えさせていただきました。
寒さ厳しき折、皆様いかがお過ごしでしょうか。

ご家族の皆様には、寂しい冬を過ごされていることとお察しいたします。
心ばかりですが、お線香をお送りいたしました。
時節柄、くれぐれもお体を大切にお過ごしください。

パターンC:喪中と知らずに年賀状を出してしまったお詫び

寒中お見舞い申し上げます

この度は、〇〇様ご逝去の報に接し、驚いております。
ご服喪中とは存じ上げず、年始のご挨拶を差し上げてしまい、大変失礼いたしました。
深くお詫び申し上げます。

遅ればせながら、謹んでご冥福をお祈り申し上げますとともに、皆様のご健康を心よりお祈り申し上げます。

5. 2月3日を過ぎてしまったら「余寒見舞い」へ

もし、忙しくて2月3日(立春の前日)までに出せなかった場合。

その時はタイトルを「余寒見舞い(よかんみまい)」に変えれば、2月末頃まで出すことができます。

  • 時期: 2月4日(立春)〜2月末頃まで
  • 文面: 「余寒お見舞い申し上げます。暦の上では春ですが、まだ寒さが残りますね…」といった書き出しにします。

まとめ:寒中見舞いは大人の嗜み

2026年の寒中見舞いマナーまとめです。

  1. 出す期間は「1月8日〜2月3日」(関西は1月16日〜)。
  2. 余った「年賀はがき」は使わず、通常はがきを使う。
  3. 年賀状の出し忘れや、喪中の挨拶に活用する。

寒中見舞いは、年賀状ほど義務的なものではありませんが、だからこそ「わざわざ送ってくれた」という丁寧な気持ちが伝わります。

出しそびれて気まずくなっている相手がいるなら、ぜひ寒中見舞いで関係を温め直してみてくださいね。

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