[著者情報]
執筆者:後藤 直彦(ごとう なおひこ)
元・多忙な営業マンの公認会計士二次試験合格者 / 働きながら合格支援アドバイザー
IT企業の営業職として月60時間の残業をこなしながら、通信教材を活用し、2年で公認会計士試験二次試験に合格。現在は時間のない社会人受験生へ「最小努力・最大効率」の学習戦略を発信している。
読者へのスタンス: 「70万円の予備校費用に絶望したあの日、私もあなたと同じ画面を見ていました。働きながら合格するには、大手と同じやり方では勝てません。実体験に基づいた『社会人のための逆転ルート』を伝えます。」
70万円という大手予備校の受講料を見て、絶句したことはありませんか?
「公認会計士になりたいけれど、そんな大金も、予備校に通う時間もない……」。
そんな切実な悩みを抱える社会人の間で、圧倒的な低価格とスマホ学習を掲げる「スタディング(STUDYing)公認会計士講座」が注目を集めています。
しかし、あまりの安さに「本当にこれだけで合格できるのか?」「安かろう悪かろうではないか?」という不安を感じるのも無理はありません。
結論から申し上げます。
スタディングは「使い方」次第で、多忙な社会人にとって最強の武器になります。
ただし、スタディング「だけ」を盲信してはいけません。
本記事では、元営業マンとして働きながら合格を掴み取った私の経験から、スタディングの弱点をどう補完し、15分の隙間時間を「合格圏内」の実力に変えるのか、その具体的な逆転戦略をすべて公開します。
「安すぎて不安」は正しい。働きながら公認会計士を目指す人が直面する3つの壁
残業を終えて21時過ぎに帰宅し、疲れ果てた体で分厚いテキストを開く。
そんな生活が1ヶ月も続くでしょうか?
私自身、営業マン時代に何度も挫折しかけました。
社会人が公認会計士試験に挑む際、まず直面するのが「時間」「費用」「継続」という3つの高い壁です。
特に「費用」の壁は深刻です。
大手予備校であるTACや資格の大原、CPA会計学院の受講料は約70万円〜80万円が相場です。
これに対し、スタディング公認会計士講座は約10万円〜15万円。
この圧倒的な価格差を目の当たりにすると、「教材の質が低いのではないか」と疑うのは当然の反応です。
しかし、スタディングを運営するKIYOラーニング株式会社(東証グロース上場)がこの低価格を実現できている理由は、質の低下ではありません。
ITを活用して「教室維持費」や「大量の講師人件費」といった固定費を徹底的に削り、学習システムそのものに投資しているからです。
✍️ 専門家の経験からの一言アドバイス
【結論】: 「安さ」を不安材料にするのではなく、「浮いた50万円をどう活用するか」という投資家視点を持ってください。
なぜなら、公認会計士試験はスタディングの教材だけで100%完結させるよりも、浮いた資金で「直前答練」や「市販の計算問題集」をスポット購入し、弱点を補強する方が合格率が劇的に高まるからです。この「ハイブリッド戦略」こそが、資金も時間も限られた社会人の賢い戦い方です。
スタディングを『合格圏内』に変える社会人専用・逆転学習法:短答式をスマホで制す
公認会計士試験の第一関門である「短答式試験」は、財務会計論、管理会計論、監査論、企業法の4科目からなるマークシート方式の試験です。
この試験の合否を分けるのは、難解な理論の暗記ではなく、「基礎知識の圧倒的な反復」です。
スタディングの最大の特徴である「スマート問題集」は、この反復学習に特化しています。
1問1答形式で、スマホ1台あれば通勤電車の15分、昼休憩の10分で、脳に知識を焼き付けることが可能です。
スタディングと大手予備校の決定的な違いは、「学習の機動性」にあります。
大手予備校の講義が1コマ180分であるのに対し、スタディングのビデオ講座は1回30分程度に細分化されています。
これにより、まとまった時間が取れない社会人でも、脳が疲弊する前にインプットを完了できるのです。

論文式対策の『空白』をどう埋める?大手予備校との併用・独学補完のリアルな損得勘定
スタディングにも明確な弱点は存在します。
それは、記述式である「論文式試験」への対応力です。
論文式試験では、膨大な計算を正確に行い、論理的な文章を白紙に書き出す能力が求められます。
スマホ学習に特化したスタディングのシステムは、この「手を動かす」訓練が不足しがちです。
スタディングと論文式試験の関係は、「基礎体力をつけるジム」と「実戦形式の試合」のようなものです。
ジム(スタディング)で筋肉をつけても、試合(論文)の練習をしなければ勝てません。
そこで、私が実践した「損をしない補完計画」を比較表にまとめました。
📊 比較表
【学習スタイル別:コストと合格可能性のシミュレーション】
| 学習パターン | 推定コスト | メリット | デメリット・注意点 |
|---|---|---|---|
| スタディング単体 | 約12万円 | 最安。スマホで完結。 | 論文式の記述対策が手薄になりやすい。 |
| スタディング + 市販教材 | 約15万円 | 弱点の計算・記述を低コストで補強。 | 自己管理能力が極めて高く求められる。 |
| スタディング + 他校答練 | 約25万円 | 【推奨】 実戦感覚を養える。 | 答練(模擬試験)の時期に学習負荷が集中。 |
| 大手予備校(通学) | 約75万円 | 強制力とサポートが最強。 | 費用が高く、通学時間が社会人には負担。 |
スタディングの弱点を補完する具体的な方法として、財務会計論の計算問題については、市販の「公認会計士試験用問題集」を1冊購入し、必ず紙とペンを使って解く時間を週に1度、3時間だけ確保してください。
この「デジタルとアナログの使い分け」が、合格への最短距離となります。
【FAQ】質問できない不安、教材の網羅性…受講前に解消すべき5つの疑問
受講を検討している方からよく受ける質問に、私の実体験からお答えします。
Q1:講師に質問できない環境で、挫折しませんか?
A1: 実は、社会人にとって「質問できない」ことはメリットにもなります。自分で調べ、考える過程で、実務でも必須となる「自己解決能力」が養われるからです。どうしても不明な点は、最近ではAIチャットやSNSの受験生コミュニティで解決できるケースがほとんどです。
Q2:教材の網羅性は十分ですか?大手より内容が薄いと聞きますが。
A2: スタディングの教材は「合格ライン(70%)」を確実に超えるための「重要論点」に絞り込まれています。大手の教材が100点を目指す「網羅型」なら、スタディングは最短で合格点を取る「効率型」です。満点を目指す必要のない試験において、この絞り込みは社会人の味方です。
Q3:スマホだけで計算問題が解けるようになりますか?
A3: 講義の理解はスマホで十分ですが、計算の「スピード」は紙で解かないと身につきません。ビデオ講座で解法を理解したら、週末にまとめて紙でアウトプットする習慣をつけてください。
まとめ:あなたのスマホを「遊び」から「武器」に変える時
公認会計士試験は、才能の試験ではなく「継続の試験」です。
そして、多忙な社会人が継続するために最も重要なのは、やる気ではなく「環境」です。
スタディング公認会計士講座は、あなたの生活圏すべてを「予備校」に変えるツールです。
70万円を払って通学に挫折するリスクを取るよりも、まずはスタディングで「15分の隙間時間を積み重ねる習慣」を作ってみませんか?
「自分には無理だ」と諦める前に、まずは無料体験でビデオ講座を1本視聴してみてください。
その15分が、あなたのキャリアを劇的に変える公認会計士への第一歩になるはずです。
[参考文献リスト]
- 令和5年公認会計士試験結果の概要 – 公認会計士・監査審査会, 2023年11月
- KIYOラーニング株式会社 2023年12月期 決算説明資料 – KIYOラーニング株式会社, 2024年2月
- スタディング 公認会計士講座 コース一覧・価格 – STUDYing公式サイト, 2024年3月参照

